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コンサルタントの視点

最新情報をお届けします。

第3次補正予算で公募されていた戦略的基盤技術高度化支援事業のうち、『特定研究開発等計画』申請企業の結果が1月18日付で公表されました。

今回はこの戦略的基盤技術高度化支援事業について少し解説します。

助成金情報:戦略的基盤技術高度化支援事業(再掲)

この事業は別名サポートインダストリー、通称サポインと呼ばれていて、上記に記載した20種類の“戦略的基盤技術”に該当する開発テーマを持って、通常は年間を通して応募できる『特定研究開発等計画』の認定申請をすることが入り口となります。

但し無事に認定をもらえても、この時点ではまだお金はもらえません。

認定企業だけが対象となる「戦略的基盤技術高度化支援事業」という、お金がもらえる「委託事業」(100%政府の負担)への参加資格が得られるだけです。

で、認定が取れたら年に1〜2回行われる「委託事業」の公募を待つのですが、昨年の補正予算のように災害復興など緊急の企業支援として実施する場合は、間口を広げるために認定申請と委託事業への申請を同時に受け付けることがあります。

今回だけの特例ではなく、東日本災害以前にもリーマンショック以降の不況対策として何度か行われています。

でも応募する側は大変です。

公募期間の1ヶ月前後の間に、

「認定申請」と「委託事業」という結構ボリュームのある2つの申請書類を作成しなければならない上に、

「委託事業」については補助金を1年間立替払いできる体制を整えなければいけない という重たい問題も解決しなければなりません。

私も年末に一社お手伝いして結構汗をかきましたが、お陰様で認定されてほっとしています。

噂では平成24年度第1回目のサポインも4月早々公募があるようです。

採択されると最高額で初年度4500万円、2年目3000万円、3年目2250万円の総額9750万円がいただけるので、もしチャレンジされるなら今すぐ「認定申請」に取り掛かりましょう。

季節の俳句 お茶

早春の雨に落着く一日かな   

稲畑 汀子

なんだか今日の天気そのまんまですいません。でも実は休日だった昨日の朝の気分なのです。

2012年最初の記事は、第3次補正予算の概ね最後を飾る大型助成事業「平成23年度建築物節電改修支援事業補助金」をご紹介します。

タイトル通り研究開発や新製品開発ではなく、既設の建物の消費電力を削減するための設備投資への補助を目的としたものです。

内容的には既に何年かに渡って行われてきた「住宅・建築物高効率エネルギーシステム導入事業」(建築物にかかるもの)という、例によって長い名前の助成事業と概ね同じ内容となっていますが、名前を変えただけあってその規模は大きく異なっています。

従来事業は平成23年度6月にもあったので、比較してみると、

という状況です。つまり、およそ半分の期間に4倍程度の建物の節電工事を進めようという計画です。

いや今回は改修工事だけが対象のため一件当たりの費用が下がり、総件数はさらに多くなるでしょう。

今年の夏の消費電力削減に向けて省エネを進めたいビルオーナーにはありがたい支援策ですが、一番うれしいのはLED照明や省エネ空調を作っているメーカーとそれを設置する業者さんかもしれません。売り上げ拡大のビッグチャンスですから。

ところで対象となる「民生用建築物」というのは、なぜか工場や倉庫は含まれておりません。

過去の採択例を以下に記載しますので、ご自身やお取引先が関係する建物がないか確認してみてください。

「民生用建築物」採択事例
オフィスビル、スーパーマーケット、福祉施設、ホテル・旅館、病院、ゴルフクラブ、ボーリング場、官公庁施設、飲食店、スパ、マンションの共有部分、地域の複合施設、放送局、葬儀場、他


季節の俳句 お茶

一軒家より色が出て春着の児   

阿波野 青畝

若いころは小さい子供がどうも苦手だったのですが、年のせいか最近は笑い声や泣き声を聞けば心が和みます。春着の児も奇声をあげているのでしょうか?

2011年の最後に年末のご挨拶だけ、と思ったのですが、ぎりぎりになって大型の助成金の公募が始まりました。

やはり第3次補正予算の一つである「イノベーション拠点立地推進事業」という、上限額が50億円という超大型事業(総予算が265億円とのこと)です。

急速に縮小しつつある国内における研究開発投資をテコ入れするという目的が掲げられていますが、大変なボリュームです。


助成金による研究開発の経験がある人はおわかりの通り、通常は年間1千万円でも使い道を最後の1円まで証明する伝票をしっかり管理するのは大変なことです。

ですが、今回の助成金は上限額が助成率1/2で取れた場合、最長でも2年間に100億円使い切らなくてはいけないという、中小企業といってもそれなりの体制を持つ企業でないと対応できない規模です。


使い道は「実証研究、試作品製造又は性能・安全性評価、若しくは製品の製造を行うための設備等の整備(または開発)」となっているのですが、実際には生産ラインごと工場を一棟建設するような計画が対象となるようです。

採択されれば中堅企業といえども個人にとっての宝くじ程度のインパクトはありそうですね。


季節の俳句 雪

炭竈に 塗り込めし火や 山眠る            

  松本 たかし

あまり寒いので、少し温かみのある句を選びました。
この大変な1年、直接被災した方はもちろん、そうでなかった方も色々な思いのこもった年の瀬かと思います。

どうか良いお年をお迎えください。

数ある助成事業の中にはいくつか、事前に所轄する主務大臣から事業計画を認定してもらい、その認定をもらった企業を対象として助成金事業を公募する「計画認定型」助成事業というのがあります。

12月12日に締め切られた「サポイン」などもその形態なのですが、今回の第3次補正予算のような緊急景気対策の性格を持った公募では多くの場合計画認定申請と助成事業への申請を同時に受け付けることが多いのです(現に直前のサポインはそうでした)。

しかし現在公募中で1月10日締切りの次の3つの事業については少し様子が違うようです。

  • 平成23年度新事業活動促進支援補助金 
    • 農商工等連携対策支援事業
    • 地域資源活用新事業展開支援事業
  • 平成23年度新連携支援事業

公募要領には3つともしっかり「事前に認定を受けた事業の代表者」と明記されていて、これから計画認定申請を提出する場合は対象外です。

察するところ、これまで計画認定は取得したものの、今年度の助成事業の選には落ちた企業への救済を目的としているように見えます。

なので、これに該当する企業にはチャンスですが、あまりその数は多くないと思われます。

関連している省庁は経産省と農林省ですが、お役所内ではほぼ事業ごとに担当課が違っているので、これらの事業の担当課が何とか今回の補正予算で自分たちの懸案を一掃したいとの思いがあったのかもしれません。


季節の俳句 雪

冬の水 一枝の影も 欺かず              

中村 草田男

ピンと張りつめて済んだ冷気が、すべての自然から曖昧な影を奪ったような朝の景色でしょうか?「身が引き締る」感覚を十七文字で表しました。

前号でお伝えした経済産業省の第3次補正予算による助成金公募が続々と始まりました。

今回は一つ一つ詳細をお伝えする余裕がないので、各助成事業の特徴をこちらのページからお知らせします。

全体に言える特徴として、どの事業も公募要領をよく読まないとどういう助成金かわかり難いという点です。

典型的なのは「国内立地推進事業費補助金」で、一件当たりの上限額150億円(!・・・こんな金額どうすればいいのか??)となっており、

  1. 中身の異なるA、B、Cという3つの事業の中から適当な事業を選んで応募する
  2. 応募できる対象者自身もパターンがA,B,Cの3つに分けられ(せめて小文字にするとか事業区分と見分けやすくしてほしかった)対象者区分によって応募できる事業が違っている
などと大変複雑な構成となっています。

とはいっても全体を考えれば被災地域での設備投資から海外展開の支援にいたるまで幅広くカバーしているので、被災地に何らかの関係があれば探せばなにか見つかる可能性は高いと思います。

霞が関の文章なので苦手な方も多いと思いますが、頑張って探してみてください。

(コマーシャルですいませんが弊社の「助成金相談サービス」をお使いいただければ、こちらで最適助成金を速やかにご提案します。)


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